日本鉄鋼連盟(鉄連)が22日発表した4月の粗鋼生産量は、前年同月比6.1%減の840万2500トンだった。マイナスは8カ月連続。内需が低迷し在庫が高水準となったことに加え、輸出も振るわなかった。
鋼材別では自動車や家電などに幅広く使う主力の広幅帯鋼が同3.6%減の342万1800トンと6カ月連続のマイナス。自動車車体向けなどが用途の亜鉛めっき鋼板は同13.5%減の84万6800トンと9カ月連続で前年同月を下回った。ビルのはりなどに使うH形鋼は同4.7%減の29万2200トンで9カ月連続のマイナスだった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕