パン店の開業を支援するおかやま工房(岡山市)とリハビリテーション施設運営の創心会(岡山県倉敷市)は28日、倉敷市内にパン店を6月1日に開業すると発表した。焼きたてのパンを店内で座って味わえるようにする。パンの製造や販売を通じて障害者の就労支援につなげる。
開業する「茶屋コミュニティべース」は創心会リハビリケアセンター内に設ける。おかやま工房が製パン技術を教えるプログラムを活用し、製造、販売を指導する。創心会は障害者支援施設や高齢者向けリハビリ施設を運営しており、施設利用者の就労やリハビリ、生きがい作りに生かす。
おかやま工房はパン店開業支援事業「リエゾンプロジェクト」を手掛ける。未経験者でも5日間の研修でパン屋を開けるようにしており、現在90店以上が同事業を利用して開業している。