広島市は4日、2014年に同市を訪れた観光客数が前年比1.2%増の1165万2千人だったと発表した。4年連続で過去最高を更新した。修学旅行生は減少、一般の国内観光客は微増にとどまったが、外国人観光客の増加が全体を押し上げた。観光消費額は2019億円と前年より1%増加した。
外国人観光客は24%増の65万7千人だった。フランス、台湾、タイの旅行業者を招いてプロモーションするなど外国人観光客の誘致策を進めてきたほか、無料Wi―Fi(ワイファイ)など受け入れ環境も整備してきたことが奏功した。
一般の国内観光客は愛媛県と共催したイベント「瀬戸内しまのわ2014」やプロ野球、広島東洋カープの人気の高まりで0.2%増の1069万人だった。修学旅行生は3.5%減の30万5千人だった。