【NQN香港=小林健一】8日午前のアジア市場では、主要株価指数が総じて軟調な動きになっている。5月の米雇用統計の市場予想を上回る改善を受け、前週末の米株式相場が続落。アジア市場でも米連邦準備理事会(FRB)による早期の利上げが警戒され、総じて売り先行の展開になっている。
日本時間午前11時30分時点で最も下落率が高かったのはマレーシア・KL総合指数。指数は反落し、その後も下げ幅を広げている。フィリピン総合指数は3日続落した。
一方、中国・上海総合指数は3日続伸。中国当局が海外市場に上場するベンチャー企業の国内上場を推進する方針を示したことなどが引き続き買い材料。ただ、買い一巡後は売り買い交錯し、値動きの荒い展開になっている。
◎8日のアジアの主要株価指数(日本時間11時30分時点)
前日比騰落率
マレーシア・KL総合指数 1734.79 ▲0.60%
台湾・加権指数 9304.32 ▲0.38%
フィリピン・フィリピン総合指数 7500.76 ▲0.34%
韓国・総合株価指数 2062.63 ▲0.26%
シンガポール・ST指数 3326.18 ▲0.22%
香港・ハンセン指数 27236.59 ▲0.09%
中国・上海総合指数 5076.429 1.06%
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日経平均株価(円) 20418.63 ▲0.21%
(注)日経平均は前引け、▲は下落