この勢いで連覇だ――。サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で日本代表は24日(日本時間)、オランダを2対1で下し、ベスト8入りを果たした。負ければ敗退という決勝トーナメントの重圧をはねのけての勝利に、国内で応援したファンは大きな拍手を送った。
文京シビックセンター(東京・文京)には平日にもかかわらず200人以上が集まり、「ニッポン」コール。前半に先制点、後半に2点目が決まると、ファンは立ち上がって手をたたいたり、ガッツポーズをしたりして会場が沸いた。
就職活動中の大学4年生、木之内裕さん(22)は「モチベーションを高めるために応援に来た。いい気分で面接に向かえます」と笑顔を見せた。仕事中、センターに立ち寄った男性会社員(39)は「目が離せなくなってしまった」と最後まで試合を見守った。試合終了の笛が鳴ると「準々決勝まで英気を養い、気を引き締めて臨んでほしい」とエールを送った。