甘利明経済財政・再生相は3日の閣議後の記者会見で、9日から東京で始まる環太平洋経済連携協定(TPP)の日米事務レベル協議について「(日米間の)事務レベルでは最後の協議になろうかと思う」との見方を示した。「農産品の重要5項目のうち、まだいくつか課題がある。自動車、自動車部品でも全てが処理できたわけではない」と述べ「最終的に日米間で閣僚協議が必要か、事務レベル協議の経緯を見守りたい」と話した。
交渉参加12カ国の閣僚会合については「他の国に比べて(交渉が)進んでいない国が一部ある。その進捗によって、今月内の最終的なスケジュールが決まってくる」と述べた。