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拉致被害者家族「北朝鮮に強い姿勢を」

北朝鮮が日本人拉致被害者らの再調査の継続を伝えたことを受け、被害者の家族らが4日、東京都内で記者会見した。田口八重子さん(失踪当時22)の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(77)は「現在の枠組みで全被害者の帰国が実現すると政府はみているのか。見通しがないならば、強力な制裁を北朝鮮に科すべきではないか」と訴えた。


拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(右)らが早期解決を求め記者会見した(4日、東京・港)


 


拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(右)らが早期解決を求め記者会見した(4日、東京・港)


横田めぐみさん(同13)の父、滋さん(82)は「(北朝鮮の対応は)予想されたことで、残念なことだが、できるだけ早くするよう交渉してほしい」と日本政府に要望。母、早紀江さん(79)は「残念な思い。これだけ長い期間待っている。はっきりとした形で日本の強い姿勢を示さないと同じことを繰り返す」と述べた。


増元るみ子さん(同24)の弟、照明さん(59)は「家族が高齢化しているのに、政府の言い方は悠長だ」と話した。


家族会などは政府の対応について説明などを聞きたいとして、山谷えり子拉致問題相に面会を要請。今月22日には、超党派の国会議員でつくる拉致議連と緊急集会を開催する。


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