日本自動車輸入組合(JAIA)は6日、1~6月の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)を発表した。メルセデス・ベンツが16年ぶりに上半期の首位に返り咲き、15年連続で首位だったフォルクスワーゲン(VW)は2位になった。
ベンツは前年同期比19%増の3万2680台だった。昨年5月に発売した多目的スポーツ車(SUV)「GLAクラス」や7月に発売した主力セダンの新型車「Cクラス」が寄与した。6月単月でも首位だった。
一方、VWは前年同期比17%減の2万9666台だった。主力車「ゴルフ」の新型車効果が薄れたためとみられる。
全体の1~6月の輸入車販売台数は前年同期比0.5%増の14万4639台だった。株高を背景に、消費増税前の駆け込み消費で水準が高かった昨年をわずかに上回った。6月単月は3カ月連続で増加し、前年同月比19.2%増の2万9031台だった。
登録車に占める輸入車のシェアは1~6月としては過去最高の8.9%だった。ディーゼルエンジン搭載車の占める割合は7.4%と過去最高になった。