世界最高齢男性としてギネス・ワールド・レコーズ社(英国)に認定されている百井盛(ももい・さかり)さんが5日午後8時45分、慢性腎不全のため東京都内の病院で死去した。112歳だった。
1903年(明治36年)、福島県南相馬市出身。農芸化学の教員として長年勤務し、福島と埼玉の県立高で校長も務めた。昨年8月、111歳の時にギネス社に男性の世界最高齢と認定された。
百井さんの自宅があるさいたま市によると、2週間ほど前まで体調に大きな変化は無く、平穏な生活を続け、食事も自分で取っていた。
厚生労働省によると、百井さんの死去により、国内の最高齢男性は名古屋市の小出保太郎さん(112)となった。