中国政府がラオスに無償援助した新型コロナウイルスワクチンが現地時間8日未明、首都ビエンチャンのワットタイ国際空港に到着した。ラオスは中国からのワクチン援助を最初に受け入れた国の1つとなった。空港では、ラオスのボンコン・シーハヴォン保健大臣と中国の姜再冬駐ラオス大使が出迎えた。中国円通貨運航空(YTOカーゴ・エアラインズ)が注射器もあわせて輸送を担当した。中国中央テレビが伝えた。
ボンコン・シーハヴォン保健相は政府を代表して中国政府・国民の力強い支援に感謝。「中国の援助するワクチンは、ラオスの国民と医療従事者が差し迫って必要としている医薬品だ。これらのワクチンによって、ラオスの国民と医療従事者は新型コロナ感染症との闘いにおける自信を鼓舞された。ラオスが新型コロナ感染症を阻止するうえで重要な役割を果たすものだ。今回の援助は、両国の包括的で戦略的な協力パートナーシップ及びラオス中国運命共同体をはっきりと示すものだ」と指摘。さらに、「中国の開発したワクチンは安全で有効かつ使いやすく、国際社会から認められている」とした。
姜大使は、「中国とラオスは互いに見守り助け合う運命共同体だ。中国の新型コロナ感染症との闘いが正念場にあったとき、ラオスの人々は兄弟のように誠実な手助けをしてくれた。現在、ラオスは感染防止・抑制の取り組みで大きな圧力に直面し、社会・経済回復を急いで必要としている。中国側がラオスを最初のワクチン援助対象国の1つとしたのは、両国の運命共同体建設を推進するための具体的措置であり、人類衛生健康共同体の共同構築の生き生きとした実践でもある。ラオスがより良く新型コロナ感染症を抑え込み、経済を回復するうえで助けとなるに違いない」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月8日