山口大は13日までに、漢字の発音を万葉仮名で表した8世紀前半(奈良時代)の音義木簡1点が大学構内の吉田遺跡から見つかったと発表した。霜という漢字の下に「之」「母」という万葉仮名が記され「しも」と読むことを示していた。
吉田遺跡からはすずりや役人用の帯金具が出土していた。雨かんむりの漢字が続いており、役人が辞書から書き写した可能性が高いとしている。
木簡は長さ約28センチ、幅3.7センチで、途中で折れていた。露を「ツ」「由」で「つゆ」、雨は動詞として「不」「路」で「ふる」と読ませていた。〔共同〕
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