電気事業連合会(電事連)が18日発表した8月の電力需要実績(速報、10社合計)によると、工場向けの「産業大口電力」は前年同月比2.0%減の219億3500万キロワット時だった。前年実績を下回るのは16カ月連続。主要7業種のすべてで前年実績を下回った。
消費電力が多い「機械」は1.5%減で4カ月連続の減少。「鉄鋼」は6.5%減で12カ月連続のマイナスだった。電事連は「自家発電の発電量増加や、(新電力への)離脱も影響している」と話した。
家庭用なども含む全体の電力需要は0.2%減の746億2300万キロワット時と4カ月連続の減少だった。家庭向けの「電灯」は3.5%増の248億5700万キロワット時、商業施設など向けの「業務用」は2.9%減の175億8700万キロワット時だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕