【ジュネーブ=共同】沖縄県の翁長雄志知事は20日夜(日本時間21日未明)、スイスのジュネーブに到着した。21日午後(日本時間同日深夜)に国連人権理事会で演説し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対の立場を訴える予定だ。
外務省によると、現職の都道府県知事が国連人権理事会で演説するのは初めてとみられる。
翁長氏は演説に先立ち、辺野古反対派の市民団体が現地で主催するシンポジウムで講演する。
辺野古移設をめぐっては、政府が県との集中協議に伴い中断していた関連作業を再開。翁長氏はこれに対し、帰国後の24日以降に辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消す考えを示している。