「ファイブアイズ」5ヶ国がこのほど香港地区の問題について共同声明を発表した件について、中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は19日の定例記者会見で、「中国は、関係国が国際法と国際関係基本准則に公然と違反し、中国の内政である香港地区の事に対しあれこれと口出した件に関し、強い不満と断固たる反対を表明する」と述べた。
趙報道官は、「中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会が憲法と香港基本法、香港地区国家安全維持法の関連規定に基づいて香港地区の立法会議員資格について決定を行ったことは、『一国二制度』体系を堅持し整備するための必然的要求であり、香港地区の法治と憲制秩序を守る上で必要な措置でもあり、合法的で理に適っており、挑発を受ける筋合いのものではない。香港地区は中国の不可分の領土の一部であり、香港同胞を含むすべての中国人民は、香港独立の主張を宣揚もしくは支持し、中国が香港地区に対し主権を持ち行使することを認めるのを拒否し、外国や域外勢力が香港地区の事に干渉するよう求め、国家の安全を損なう者が香港地区を管理し治めることを決して許さない」と指摘。
さらに、「香港地区の復帰以来、中国政府は憲法と基本法に基づいて香港地区を管理し治めており、香港地区住民の享受する各権利と自由が法に基づいて十分に保障されてきたことは、否定できない事実だ。関係国は香港地区がすでに中国に復帰したという現実を直視し、ダブルスタンダードを放棄し、中国の主権を適切に尊重し、いかなる形式の香港地区の事への干渉や、中国の内政への干渉も直ちに停止しなければならない。中国に対し圧力をかけ、中国の主権と安全、発展利益を損なういかなる企みも、その目的を達することはないだろう」と強調した。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年11月20日