多くの国際的な著名人が9日、イギリスの新聞「モーニングスター」と「NO DOLD WAR」機構の公式サイトで署名入りの公開書簡を発表し、イギリスのメディア規制当局が中国国際テレビ局(CGTN)に対してイギリス国内での放送免許を取り消したことに反対しました。署名した人にはオーストラリアの従軍記者・映画監督のジョン・ピルガー氏、アメリカのアカデミー賞を3回受賞した監督・プロデューサー・脚本家のオリバー・ストーン氏および英国アカデミー賞の生涯功労賞を受賞したケン・ローチ氏など、イギリスの著名な作家、記者と編集者、映画人、ミュージシャンなどが含まれています。
「イギリスのメディア規制当局のCGTNに対する禁止令に反対、言論の自由を守る」と題する公開書簡では、これらの著名人がイギリス当局に禁止令を撤回し、CGTNの放送を許可することを呼びかけているほか、CGTNへの禁止令は「イギリスとその民衆の利益に背く審査行為だ」と主張しています。
公開書簡には「国営放送局として、CGTNはBBC、フランス・テレビジョン、NHKなどのメディアと同じ地位にある。言論の自由を攻撃する行為は、西洋が対中新冷戦を発動すると脅かす背景下で発生している。このような時には、各国の国民間の相互信頼を醸成し、国際問題の主要参加者の立場を正確に理解することがきわめて重要である。CGTNの放送免許を取り消すことはこれを妨げるに違いない」と書かれています。
中国国際放送局より 2021年3月10日