厚生労働省は8日までに、全国で生活保護を受けている世帯は7月末時点で162万8905世帯となり、過去最多を更新したと発表した。これまで最多だった6月より2964世帯増えた。受給者数は前月比で2150人増え、216万5278人だった。
世帯別(一時的な保護停止を除く)では65歳以上の高齢者世帯が79万8609世帯で全体の49.3%を占めた。働ける世帯を含む「その他の世帯」は27万3469世帯。
1年前と比べると、その他の世帯や母子世帯は減少しているが、高齢者世帯は4万2799世帯増え、伸び率は5.7%だった。厚労省は「高齢者人口が増えていることに加え、高齢のためなかなか働けないことが主な要因」とみている。〔共同〕