日本産業機械工業会(東京・港)が8日発表した8月の産業機械受注額は前年同月比38%増の4539億円で5カ月ぶりに増加に転じた。内需で非製造業向けや官公需向けが好調だったほか、昨年の大型案件受注の反動減が続いていた外需がプラスになったことが寄与した。
外需は42%増の2074億円と7カ月ぶりに増加した。機種別動向でも12機種中9機種が増え、金額が大きい化学機械が約3倍と大きく伸びたほかプラントも受注が4件あり26%増の220億円だった。
内需は36%増の2464億円で2カ月ぶりにプラスとなった。官公需向けが68%増、非製造業向けが54%増と大幅に増加したのに加え、製造業向けや代理店向けも堅調だった。機種別動向では12機種中7機種が増加した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕