中国の崔天凱駐米大使は9日、オンラインで行われた米中ビジネス協議会(USCBC)の年次晩餐会でのスピーチで、「中米関係は国交樹立以来異例の厳しい局面に直面している。この困難に満ちた時において、我々は遠大な視点に立ち、中米関係のために正しい方向を見出す必要がある」と指摘した。新華社が伝えた。
崔大使は「2021年は中米関係にとって、従来の事業を継承し、将来の発展に道を開く肝要な年となる。中米は和すれば共に利し、争えば共に傷つく。両国にとって唯一の正しい選択は協力だ。中米は相違や溝を抱えるものの、常に共通利益が第一なのであり、いかなる相違も衝突や対立の理由にすべきではない」と指摘。
さらに「2021年は中国にとって新発展段階に入る肝要な年であり、これは両国関係の発展に新たな原動力を与えるものとなる。これと同時に、2021年はポストコロナ時代の曙光を迎える肝要な年であり、これに中米協力が不在であることはできないし、不在であるべきでもない」とした。
崔大使はUSCBC及びそのメンバー企業が中米関係発展の重要な支持者、貢献者であることを称賛し、「中米関係が何度も困難を経験する中でもなお、USCBCとそのメンバー企業は中米関係の安定的発展と経済・貿易協力の互恵・ウィンウィンに尽力し、歴史の正しい側に立ち、両国民の長期的利益の側に立ってきた」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月11日