【NQNロンドン】23日のロンドン外国為替市場で円相場は続落。前日終値に比べ80銭円安・ドル高の1ドル=121円10~20銭と、9月下旬以来、約4週間ぶりの円安・ドル高水準で引けた。
世界的な株高傾向で「低リスク通貨」とされる円売りが先行するなか、中国人民銀行(中央銀行)が追加の金融緩和を決めたことをきっかけに円売りの動きがいっそう強まった。午後に一時、9月10日以来の円安水準となる121円27銭近辺を付けた。
円の対ユーロ相場は続伸。同70銭円高・ユーロ高の1ユーロ=133円60~70銭で引けた。
欧州中央銀行(ECB)の追加の金融緩和観測を背景にユーロ売りの地合いが続いている。円は午後に一時、9月下旬以来の円高・ユーロ安水準となる133円38銭付近を付けた。
ユーロは対ドルで大幅続落。前日終値に比べ0.0130ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1030~40ドル。午後にかけてユーロ売りの勢いが強まり、8月中旬以来のユーロ安水準で取引を終了した。
ユーロは対英ポンドでも売られ、一時8月以来のユーロ安・ポンド高水準となる1ユーロ=0.7172ポンド付近まで下落した。
英ポンドは対ドルで続落。同0.0055ドルポンド安・ドル高の1ポンド=1.5350~60ドル。 対円では同45銭円安・ポンド高の1ポンド=185円90銭~186円ちょうどで引けた。