トヨタ自動車は26日、2015年1~9月の世界販売(ダイハツ工業と日野自動車を含む)が前年同期比1.5%減の749万8000台になったと発表した。北米でピックアップトラックなど大型車の売れ行きか堅調だったことが下支えし、消費増税の影響で低迷する国内や新興国での不振を補った。
トヨタと販売台数が拮抗している独フォルクスワーゲン(VW)の同期間の販売台数は1.5%減の743万800台。15年1~6月はVWがトヨタを上回り世界一だったが、1~9月では再びトヨタが首位に立った。
VWはディーゼル車の排ガス試験の不正問題や主力市場の中国での景気失速が影響し、9月の販売台数が前年を1.5%下回った。不正問題で今後北米などで販売動向が落ち込むとの見方もある。