ANAホールディングス(9202)は28日、2015年4~9月期の連結純利益が前年同期比51%増の539億円だったと発表した。北米路線のビジネス利用や訪日外国人数が順調に伸びていることで国際線の搭乗率が改善したことが収益の拡大に寄与した。市場予想の平均値であるQUICKコンセンサス/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6E7EAE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(9日時点、3社)の461億円を大幅に上回った。
売上高は7%増の9112億円、営業利益/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE7EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXは50%増の867億円でいずれも4~9月期として過去最高を更新した。国内線は北陸新幹線の開業などに伴い旅客数が前年同期を下回ったが、需要動向に応じた運賃の設定によって増収を確保した。原油価格の下落による燃料コストの減少なども利益を押し上げた。
中国経済など外部環境が不透明であることから、16年3月期通期の業績見通しは従来予想を据え置いた。売上高は前期比5%増の1兆7900億円、営業利益は26%増の1150億円、純利益は33%増の520億円を見込む。〔日経QUICKニュース(NQN)〕