JR西日本は7日、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のデザインをあしらった500系山陽新幹線こだま号の運行を始めた。博多駅(福岡市)のホームにはアニメの登場人物に仮装したファンらが詰め掛けた。
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のデザインをあしらった500系山陽新幹線こだま号の出発式(7日午前、JR博多駅)=共同
8両編成で、アニメの庵野秀明監督が監修。主人公が乗る「初号機」をイメージし、外観は紫を基調に黄緑や白を配色した。横浜市のフリーター、伊藤裕介さん(28)は「心臓がバクバク。昨夜は眠れなかった」と興奮した様子で車内に乗り込んだ。
JR西日本の堀坂明弘営業本部長は出発式で「500系と初号機が似ているとの若手社員の声が企画の始まり」と説明。「新しい列車の旅を楽しんでほしい」と呼び掛けた。列車は午前6時36分に出発した。
運転は2017年3月までで、新大阪―博多間を1日1往復する。1号車には実物大のコックピットがあり、モニター上で敵キャラクターと戦うゲームを楽しめる。〔共同〕