国家公務員制度を担当する河野太郎行政改革相は9日のインターネット番組で、2016年度の国家公務員の定員を「(今年度比で)900人近く純減させたい」と述べた。内閣人事局によると、過去2年間の純減数は各1千人程度。同水準の削減を目指す考えを示したものだ。
行革相は、税金の無駄遣いを検証する「行政事業レビュー」について「科学技術予算は社会保障費より伸びが急だ」と語り、国際宇宙ステーション(ISS)などの開発費を検証する必要性を訴えた。
中学、高校の英語教師の人件費に触れ「英語をしゃべることができる高校生はほとんどいない。全く政策効果を上げていない」と指摘した。