旭化成は13日、傘下の旭化成建材が行った杭(くい)打ちデータ改ざん問題を巡り、同日付で国土交通省に提出した調査結果について記者会見を開いた。旭化成の発表によると、データ流用があったのは全3040件のうち266件。会見した柿沢信行執行役員は、確認が終わった物件について「データの流用に関わった現場代理人は50人以上」と話した。
聞き取りによるとデータの改ざん・流用を行った理由は、機械装置の不備とスイッチの入れ忘れなどのミス、データ保管での紛失や汚れといった3つに分けられるという。〔日経QUICKニュース(NQN)〕