【ワシントン=川合智之】米国務省は18日、過激派組織「イスラム国」(IS)の外国人戦闘員の勧誘を担当する幹部アブ・ムハンマド・アル・シマリ容疑者をテロ行為で指名手配し、位置や身元の情報提供に500万ドル(約6億円)の報奨金を払うと発表した。同様の指名手配は40人になった。
容疑者はトルコ国境からシリアに流入する外国人戦闘員を手引きし、資金や物資の密輸なども手がける。米は欧州や中東、アジアなどの100カ国以上から2万5千人以上の外国人戦闘員がシリアやイラクに入ったとみており、流入を食い止めてISの規模拡大を防ぐ。