【ニューヨーク=稲井創一】米デルタ航空は18日、メキシコの航空会社アエロメヒコに最大49%出資する計画だと発表した。既にデルタ本体で約4%出資しているが、さらに買い増すことで、より迅速に路線網拡充などを目指す。
デルタはメキシコの経済発展に伴い米国との間で旅客の行き来が増えるとみて、12年にアエロメヒコに最初に出資した。今年3月にはメキシコと米国間の運航便で両社が価格やダイヤを調整できるよう航空当局に認可申請を出していた。
デルタは中南米・カリブ地域を国際線の重点展開地域と位置づけている。ブラジルではゴル航空と提携を結び、地域ごとに地元の航空会社と組むことで路線網を拡大している。現在、米国と中南米・カリブ間では32カ国・49地点を結ぶ週1300便を運航している。