【クアラルンプール=島田学】マレーシア訪問中の安倍晋三首相は22日午後(日本時間同)、クアラルンプールで開いた東アジア首脳会議に先立ち、中国の李克強首相と約5分間立ち話をし、関係改善に向けた姿勢を維持していくことで一致した。
先に声を掛けた李首相が、1日にソウルで開いた日中韓首脳会談について「3カ国も良い議論ができ正常な状況になってきた。大きな成果でありこの成果を未来に保っていきたい」と述べた。
安倍首相は「2国間関係の雰囲気も劇的に改善してきている」と語った。これに対し、李首相も「得がたい成果を大切にしていこう。両国民の間で良い雰囲気が醸成されていくことが重要だ」と応じた。