プロ野球で2年連続の日本一に輝いたソフトバンクの優勝パレードが22日、本拠地・福岡市の中心部で行われ、約35万人(主催者発表)が約2.5キロのコース沿道に詰めかけ、選手らと喜びを分かち合った。今季から指揮を執った工藤公康監督は「熱気もすごかったし、本当に日本一になって良かったと実感が湧いてきた」と喜びを語った。
ソフトバンクの優勝パレードで沿道のファンに手を振る(左から)王貞治球団会長、内川聖一選手、柳田悠岐選手(22日、福岡市)=共同
工藤監督や孫正義オーナー、選手会長の松田宣浩選手が乗ったオープンカーを先頭に午前11時ごろに出発。「日本一!連覇」と書かれた黄色の小旗を手にした市民らに笑顔で手を振ると、沿道から熱狂的な拍手と歓声が飛び交った。今季、打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを成し遂げた柳田悠岐選手は「『おめでとう』の声をたくさんもらった。達成できて良かった。もっともっとすごい数字を出したい」と来季も活躍を誓った。
沿道に駆けつけた福岡県志免町の会社員米倉美佳さん(26)は「監督と選手に直接感謝を伝えることができてうれしい」と笑顔だった。〔共同〕