【ニューヨーク=共同】米ホテル大手のヒルトン・ワールドワイドは24日、グループで運営するホテルの販売時点情報管理(POS)システムが不正アクセスを受け、クレジットカードなど決済カードの顧客情報が流出したと発表した。日本を含む世界で4500を超えるホテルを運営しているが、情報流出が発生した件数は公表していない。
司法当局やカード会社などと調査し、判明したという。漏れた情報にはカードの所有者氏名、番号、セキュリティーコード、有効期限が含まれる。ホテルで昨年11月18日~12月5日と、ことし4月21日~7月27日にカードを利用した顧客が被害を受けた可能性があり、対象客にカードの使用履歴の確認を求めている。
ヒルトンは「当社は顧客の決済カードの保護に力を入れており、今回の事態で顧客に迷惑を掛けることを心から残念に思う」とコメントした。