高速道路での逆走車両による事故多発を受け、神奈川、静岡の両県警などは26日、実際に東名高速道路の工事閉鎖区間で車を逆走させ、路肩に誘導して停車させる訓練を実施した。
訓練は下り線側の足柄サービスエリア(静岡県小山町)の入り口から車が誤って逆走したと想定。通報を受けたパトカーが先回りし、危険を知らせる発煙筒を道路に配置、周囲を通行止めにし、車を鮎沢パーキングエリア(神奈川県山北町)近くの路肩に止めさせた。
警察や中日本高速道路の関係者ら約50人が参加。神奈川県警高速道路交通警察隊の小林豊警部は「大きな事故が発生する前に関係各所が連携して訓練することは重要だ」と話した。〔共同〕