30日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比6円86銭(0.26%)高の2676円28銭と、約3カ月ぶりの高値をつけた。欧州中央銀行(ECB)の理事会や米雇用統計などの重要イベントを前に主力株は手掛けにくくなっており、日経平均株価は続落。個人投資家が中小型株を物色する動きが目立った。ただ、材料難から物色に手詰まり感も出ており、買いの勢いが鈍り後場は上げ幅を縮小した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で592億円、売買高は1億1884万株だった。FVCや倉元、アイサンテクなどが上昇した。一方、日ダイナミクやマクドナルド、クルーズなどが下落した。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。
東証マザーズ指数も反発した。終値は前日比1.44ポイント(0.17%)高い867.03をつけた。ブランジスタやロゼッタ、ミクシィなどが上昇した。半面、そーせいやサイバダイン、ジグソーなどが下落した。
27日に東証マザーズに上場したネオジャパンは上場2日目のきょう、13時46分に初値を付けた。初値は公開価格(2900円)の5倍にあたる1万4550円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕