4日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比12円59銭(0.47%)安の2682円55銭だった。前日の欧米株安を背景に日経平均株価が下落し、投資家心理が弱気に傾いた。
主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20も4営業日ぶりに反落した。もっとも、個人投資家が個別材料株を物色する姿勢は根強く、値動きが良い銘柄を中心に短期的な資金が流入。ジャスダック平均の下落率は日経平均株価の2.18%、東証株価指数(TOPIX)の1.80%と比べて小幅にとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で722億円、売買高は1億3651万株だった。FVCと倉元、石井工研が下落。一方、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げたセプテニHDが上昇した。クルーズやガーラも買われた。
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比10.94ポイント(1.22%)安の886.05だった。相場環境の悪化を映し、そーせいやミクシィなど主力株が売られた。半面、事業拡大を期待させる好材料が出たアプリックスやインフォテリなどが上昇した。
きょう東証マザーズに新規上場した鎌倉新書は買い気配のまま上場初日を終えた。大引けの気配値は公開価格の2.3倍の2300円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕