加藤勝信一億総活躍相は7日午前、都内ホテルで経団連の榊原定征会長らと懇談会を開いた。一億総活躍社会で掲げる出生率1.8や介護離職ゼロは「企業での働き方と大きく関連してくる」と指摘し、長時間労働の是正など働き方改革を進め、仕事と子育て・介護の両立しやすい職場環境を求めた。設備投資や研究開発の強化も促した。
総活躍相は「日本の市場規模の縮小や労働供給力の低下といった日本経済の構造的課題に取り組まないと展望は開けない」と企業側に協力を要請。榊原氏は「安倍政権が打ち出す政策を心強く思っており協力したい。経済界としての役回りをしっかり果たしたい」と述べた。
経団連側は介護分野などでの外国人の人材受け入れを積極化するよう要請した。