サッカーの元日本代表FWで2日に引退を発表したJ2千葉の鈴木隆行(39)が7日、千葉市内で記者会見し「走り切った。選手だった21年間でやり残したことも、後悔もない」と晴れやかな表情で語った。理由について「次へ進む気持ちがプレーしたい気持ちを超えた。10月の練習中に引退しようと思った」と明かした。
今後は指導者の道に進む意向を示し「(Jリーグで監督を務められる)S級資格を取れるよう勉強したい」と話した。鈴木は1995年、茨城・日立工高からJ1鹿島に入団し、J1通算108試合17得点。ベルギーやセルビア、米国などでもプレーした。代表では55試合11得点。2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会の1次リーグ初戦、ベルギー戦でゴールを決めた。〔共同〕