今季15勝を挙げて6年ぶりに最多勝を獲得したロッテの涌井秀章投手が7日、QVCマリンフィールドで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2億2千万円でサインした。今季は2年契約の最終年とされていたが、2013年オフにフリーエージェント(FA)で加入した際に3年契約を結んでいたことを明らかにした。
開幕投手を務め、エースとしてチームを支えたシーズンだったが「勝ち星だけは最低限のものを残せたけど、防御率、イニング、完投数と物足りない」と一層の活躍を期した。チームも日本一になったソフトバンクと18.5ゲーム差の3位で「せっかくFAで来て、優勝しないと意味がない」と表情を引き締めた。
角中勝也外野手は900万円増の年俸8千万円、鈴木大地内野手は1千万円増の年俸8千万円、田村龍弘捕手は1500万円増の年俸2760万円、唐川侑己投手は1200万円減の年俸4800万円、岡田幸文外野手は200万円減の年俸3800万円で契約を更改した。(金額は推定)〔共同〕