気象庁は11日までに、太平洋赤道域の海面水温が南米ペルー沖で高まるエルニーニョ現象が昨年6月から継続し、今年11月ごろからピークを迎えているとの監視速報を発表した。来春にかけて続き、夏までに終息する見通しという。
影響で、この冬は東、西日本と沖縄、奄美では気温が高く暖冬になる予測だ。北日本は平年と同様に寒気が入る。
気象庁によると、11月、ペルー沖の監視海域の平均海面水温は27.9度で、基準となる過去30年の平均値より2.9度高く、過去3番目の温度差だった。
今回のエルニーニョは今年11、12月ごろがピークで、その後は太平洋西部の冷水が東に進み、次第に収まるとみられる。〔共同〕