【ニューヨーク=共同】国連安全保障理事会は15日、南スーダンで市民保護に当たる国連南スーダン派遣団(UNMISS)の要員枠を約1200人増やし、任期を来年7月31日まで延長する決議案を採択した。13カ国が賛成、ロシアとベネズエラは棄権した。
UNMISSは日本の自衛隊が参加する唯一の国連平和維持活動(PKO)。決議は派遣要員を現在の最大計約1万3800人から同約1万5千人に増やすとしている。
南スーダンは2011年に独立。13年末から政府軍と反政府勢力の武力衝突が続いている。
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