東京都は18日、2025年度までに優先的に整備に着手する都市計画道路、315区間の事業案を公表した。総延長は223キロメートルで、このうち23区内は175区間(108キロメートル)、多摩地域は140区間(115キロメートル)ある。東京外かく環状道路に並行して計画している地上部街路「外環の2」の一部(練馬区間)や、都心の幹線道路、災害時の輸送路などを選定した。
2016年2月10日まで都民の意見を募る。
都市計画道路は都や区市町が将来的に必要と位置付けて整備方針を立てた道路で、都内では総延長約3200キロメートルの計画がある。
都は10年程度ごとに優先的に着手する都市計画道路を定めており、今回は第4次計画となる。第3次までの完成率は全体の約6割に達する。
都市計画道路に定められた区域内では、建物の建築に関して土地利用の制限がある。
4次計画ではその規制を緩和し、優先整備路線区域でも3階までの建物が建てられるようにする。