沖縄ファミリーマート(那覇市、大城健一社長)は25日、同社初のドラッグストア一体型店舗を沖縄県名護市にオープンする。県内3店舗では、塩分量やたんぱく量など食事に配慮が必要な消費者向け「療養食」の取り扱いを開始。沖縄ファミマは「消費者の日常生活をきめ細かく支援したい」と説明している。
ふく薬品(那覇市、田仲康晃社長)と協力して名護市に開設するのは「ファミリーマートふく薬品名護店」。売り場面積は約260平方メートル。約800種類の一般医薬品は午前7時から翌午前1時まで販売する。登録販売者を交代で常駐させる。2016年1月中旬をメドに調剤薬局も併設する。
同店と、病院内にある「那覇市立病院店」「沖縄赤十字病院店」の3店舗では療養食を販売。腎疾患患者用の低たんぱくのご飯や糖尿病患者用の砂糖代替甘味料など70種類程度を専用売り場に並べる。病院近隣に立地する店舗を中心に、取扱店舗を拡大していく方針だ。