ファミリーレストラン最大手のすかいらーくは電力コストを削減するため調達先を大手電力会社から新電力に切り替える。2016年2月から3月にかけて、全国のファミレス約1200店舗で実施する。電力の調達先を東京電力や関西電力から、新電力最大手のエネット(東京・港)と伊藤忠エネクスに切り替える。年1億円程度のコスト削減を見込む。
16年2月1日、東日本地域の1千店舗の電力調達先を東電からエネットに切り替える。3月1日には西日本地域の204店舗で関電から伊藤忠エネクスに変更する。電力小売りが全面自由化される4月以降は、さらに280店舗で新電力への切り替えを検討する。
外食業界では、円安に伴う原材料コストの高騰や人件費の上昇などコスト高への対応が課題となっている。すかいらーくは割安な新電力を積極的に活用し、光熱費の抑制につなげる。