京都市は25日、京都市下京区の梅小路公園周辺で来春に予定される京都鉄道博物館のオープンに向けて、市営バスの路線やダイヤを見直し、同公園へのアクセスを強化すると発表した。京都駅から直行するシャトルバスなどを増便することで、博物館を訪れる人の利便性を高める。新ダイヤは来年3月19日から適用する。
京都駅から同公園へのシャトルバスは土日・祝日のみだったが平日の運行を開始する。また、京都駅と中心繁華街の四条河原町を結ぶ「四条河原町ショッピングライナー」の路線を同公園まで延伸する。同公園への市バスの運行回数は土曜ダイヤの場合、45増えて520便となる予定だ。京都の玄関口である京都駅や中心繁華街と行き来をしやすくすることで市バスの増客を図る。
このほか、新ダイヤでは外国人観光客から人気が高い伏見稲荷大社をはじめとする観光地に向かう路線を増強する。
市営バスの乗客数は近年、増加傾向にある。2015年度における1日当たりの乗客数は前年度比1万人増の35万1千人になる見込み。2016年度はそれを上回る35万3千人に高める目標だ。