ダブル世界戦(29日・東京有明コロシアム)の予備検診が26日、東京都内で行われ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥、国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級8位の挑戦者、八重樫東(ともに大橋)ら出場4選手は異常なしと診断された。
井上尚は約1年ぶりの試合で、同級1位のワルリト・パレナス(フィリピン)と初防衛戦に臨む。リーチで2センチ上回り、胸囲と首回りは昨年末の世界戦よりアップし「1年間、十分な練習をしてきた。早く暴れたい」と意欲十分だった。王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)相手に世界3階級制覇を狙う八重樫はリーチで13センチ下回ったものの「びっくりしたが(リーチ差が)明確に機能する闘いになるとは限らない」と強気に話した。〔共同〕