百貨店のそごう・西武や商業施設、大手スーパーが1日、2016年の初売りを始めた。西武池袋本店(東京)では、13年から元日営業を始め、ことしで4回目。各売り場には目当ての福袋を購入しようと人だかりができた。
元日の初売りで福袋を選ぶ人たち(1日午前、東京都豊島区の「西武池袋本店」)
西武池袋本店では約1500種類、約15万個の福袋を用意。開店前の早朝から売り場ごとに行列ができ、販売を始めた午前9時半から午前10時までに約2万人が来店した。午前8時ごろから並んだという会社員の女性(33)は「欲しかった(婦人服の)ブランドの福袋を買うことができ満足です」と笑った。
西武池袋本店1階の化粧品売り場では、日本を訪れた外国人旅行客などが長い列をつくった。中国から留学中だという女性(23)は「売り切れていて目当ての福袋が買えず残念だった。来年は頑張ります」と話した。
イオンの大型商業施設「イオンモール」や、セブン&アイ・ホールディングスのスーパー「イトーヨーカドー」でも、一部店舗を除き1日から初売りを始めた。都内の大手スーパーの広報担当者は「昨年の初売りをやや上回る客が入っており、好調な出だしになっている」と話した。〔共同〕