【ワシントン=長沼亜紀】米シカゴ購買部協会が31日発表した12月の景気指数(PMI、季節調整済み)は前月から5.8ポイント低下の42.9だった。市場予測(50.1程度)も大幅に下回った。同指数は50が景況感の拡大と縮小の境界で、12月の結果は縮小を示す。個別では特に「受注残高」が大きく低下した。
同協会は「受注、生産が縮小・回復を繰り返す不安定な1年は指数の急激な低下で終わった。米連邦準備理事会(FRB)による緩やかな金融引き締めと、状況に合わせて方向転換する柔軟さの重要性が増している」と分析している。