盛岡市は5日、プロサッカー「グルージャ盛岡」のホームグラウンドである盛岡南公園球技場など市の施設やイベントに愛称を冠する命名権(ネーミングライツ)事業を始めると発表した。同球技場は今年、岩手県の国民体育大会(国体)会場ともなり「盛岡を全国にPRする好機」(盛岡市)という。愛称で情報発信力を高め、得られた収入を施設の維持管理に充てる。
同球技場と盛岡市アイスリンク、全国高校生短歌大会の3件について、命名権者を15日から2月19日まで募集する。命名期間は2施設が4月から3~5年、短歌大会が今年の開催期間である4~8月。他に、応募者が施設などを指定しての応募も15日から受け付ける。
市が指定する3件は、15日までに希望額を公表する。同球技場は「とりぎんバードスタジアム(鳥取市)の年間300万円などが一つの目安になる」(盛岡市)という。