【ソウル=加藤宏一】聯合ニュースによると、北朝鮮の朝鮮中央テレビは8日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の昨年12月の活動をまとめた記録映画の中で、正恩氏が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射試験を視察する映像を流した。昨年5月のSLBMの発射時に比べて飛距離が大きく伸びているように見られ、核実験に続いて軍事力を誇示する狙いがありそうだ。
5月のSLBMの発射試験では模擬弾とみられるミサイルが水面から斜めに発射され、200メートルほど飛んだ。一方で今回の映像ではほぼ直角に上昇して海面から30~40メートルの高さで点火し、そのまま雲を突き抜けていく様子が映し出された。