中谷元・防衛相は8日、米国のカーター国防長官、韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相と相次いで電話で協議し、北朝鮮の核実験を踏まえて緊密に連携することで一致した。カーター氏は「あらゆる手段を用いて日本を防衛する」と述べた。
カーター氏とは自衛隊と米軍を平時から一体的に運用するため、昨年11月に立ち上げた常設の協議機関「同盟調整メカニズム」を活用することを申し合わせた。昨年4月に改定した防衛協力指針(ガイドライン)に基づいて日米同盟の抑止力を強化することでも一致した。
韓氏とは日韓や日米韓で緊密に情報共有していくと確認。中谷氏は核実験を「断固として非難する」と表明し、韓氏は「深刻な挑発行為であり、国際社会の一致した努力が重要だ」と応じた。