【ロンドン=共同】ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は8日、2015年のグループの世界販売台数が前年比2.0%減の993万600台だったと発表した。9月に発覚した排ガス規制逃れによる販売減少が響き、14年に初めて突破した1千万台の大台を割り込んだ。
VWは15年上半期(1~6月)にトヨタ自動車を抜いて首位となったが、年間の販売台数はトヨタを下回ったとみられる。
主力のVWブランドが4.8%減の582万3400台。アウディが3.6%増の180万3200台、ポルシェが18.6%増の22万5100台だった。
地域別では主力の欧州が2.5%増えた一方、中国では3.4%減少した。米国は1.2%増だった。