野村ホールディングスは25日、私設取引システム(PTS)を運営するチャイエックス・ジャパンなどを米投資ファンドのJCフラワーズに譲渡すると発表した。3月までに手続きを完了する。売却金額は公表していない。
野村の連結子会社の米チャイエックス・グローバル・ホールディングスが、日本とオーストラリア、香港にあるチャイエックスの子会社3社を売却する。昨年12月にはカナダ部門を米ナスダックに売却すると発表しており、PTS運営から事実上退くことになる。
チャイエックス・ジャパンは日本株全体に占める取引シェアが1.5~2%。JCフラワーズは日本で新生銀行などに投資しており、今後はPTS事業にも参入する。