名古屋空港を拠点に国内線を運航するフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は、3月開業の北海道新幹線と組み合わせた道内チャーター便の検討に入った。函館空港と中標津、稚内の両空港を双方向で結ぶ路線を想定。東京や仙台などから函館入りした新幹線利用客が道東、道北へ足を伸ばす需要があるとみて準備を進める。
チャーター便は旅行会社のツアーの造成が前提。「具体的な計画はこれからだが、要望があれば飛ばせる用意がある」(同社)という。
北海道庁は関東、東北地方から空路やJRで函館入りした旅行関係者をFDAのチャーター便で中標津、稚内へ招くモニターツアーをそれぞれ昨年9月、同10月に実施。新幹線乗客の道東、道北への旅行企画作りを働きかけている。